生活習慣病
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高血圧
日本人は塩分の摂取量が多いため、高血圧患者が多いと言われています。高血圧の基準は、一般的には最高血圧が140、最低血圧が90以上ですが、年齢によっても違いますし、薬で治療するか生活習慣の改善だけで経過を見るかは患者さまごとに様々です。自覚症状がないのが怖いところで、放置しておくと、脳卒中や心筋梗塞を引きおこすリスクが高まります。退職後、自分で健康管理をしなければならなくなると、血圧が高いままの方も多くみられますが、市町村の国民健康保険や健保組合などが実施している無料の特定健診をきっかけに来院される方も増えてきました。当院では、運動習慣や塩分を控えた食事、禁煙などを含めた生活指導に力を入れています。
糖尿病
生活習慣病のなかでも多いのが糖尿病です。運動習慣がない、ストレスや食生活が乱れているなども原因になりますが、遺伝も関係します。また、種類も大きく分けて2つあります。1型糖尿病は、生活習慣の改善だけでなく、注射でインスリンを補う治療が不可欠となります。他方で多い2型は、体型にはあまり関係なく中高年に多く見られます。生活習慣や遺伝、体質などによりインスリンが不足したり、インスリンが出ていても充分作用しないと、血糖値が高くなります。治療としては、2型の場合は、炭水化物を控える、一定時間運動をするなどの生活指導に力をいれて薬物療法も行いますが、1型の場合は専門的な治療が受けられる病院をご紹介しています。
脂質異常症
脂質異常症とは、血液中のコレステロールや中性脂肪が基準値よりも多すぎる、あるいは少なすぎる状態のことです。血液中の中性脂肪やLDLコレステロール(悪玉コレステロール)が基準値よりも高すぎるのも、HDLコレステロール(善玉コレステロール)の値が低すぎるのも、動脈硬化の原因になり、脳卒中や心筋梗塞の引き金となります。血液検査でわかりますが、自覚症状がないので、多くの場合、健診などで指摘されて受診されます。
治療法は、基本的には、糖質、炭水化物、動物性の脂肪の多い食事を控えることや、運動習慣をつけることなど、生活習慣の改善です。ただ、性別や体質によっても異なりますし、他の動脈硬化のリスク、例えば糖尿病や高血圧、肥満の有無によっても異なります。患者さまの体質や症状、ご希望に合わせて治療方針を決めていきます。